SOFT WARE製品紹介

IWLive Proリアルタイム上水道監視・予測・分析システム

IWLive Pro(アイダブリュライブプロ)は、上水道管網モデルに対してリアルタイムの観測データを与え、水圧や流量の予測を行うシステムです。上水制御室での使用を目的としており、管網の現状把握や、インシデント発生時の意思決定と迅速な対応を強力に支援します。事前に閾値や警告設定を行うことで異常事態の特定も容易で、事故時や事故対応策等、様々なシナリオ分析も可能です。IWLive Pro は、InfoWorks WS Pro(インフォワークスダブリュエスプロ)を使って構築された管網モデルをリアルタイム解析へと拡張します。InfoWorks WS Pro は、GIS エンジンを内蔵した上水道管網の水理・水質解析を行うソフトウェアとなります。

主な機能

事故発生やその対応等、様々なシナリオ分析を実行

  • シナリオは、最新の観測データを初期値として独自に設定し、時間経過後にはデータを更新して再解析が可能。
  • 管の破裂やポンプの故障等の事故シナリオに続けて、その対応策も追加で解析し、最善の対応を分析。
  • 解析結果の自動比較機能を用いて、状況の悪化/改善を迅速に判断可能。

条件に応じて水需要や制御構造物の設定を自動で切り替え可能

  • あらかじめ祝祭日等、水需要やポンプ運転が変わる日程をモデル内に登録。
  • 登録された日程や曜日等に応じてモデル内の制御構造物の運転を自動で切り替え。
  • 水需要に関しては、時変動だけでなく、曜日、月、季節に応じて変動するよう詳細にモデル化が可能。

水圧の低下や配水池の水深低下等、各種警告の設定が可能

  • 管網モデルの水圧、流速、水深等、多くのパラメータに対して閾値を設定可能。
  • リアルタイム解析終了後、閾値超過の有無を自動ですばやく分析。
  • 閾値超過は、警告情報として一目でわかるよう、視覚的に表示。
主な特長

特殊な分析の実行

  • 汚濁の混入や残留塩素、滞留時間を調査するための水質解析が実行可能。
  • 消火用水量をモデル化するために、消火栓や任意のポイントから水を抜く設定が可能。
  • 特定の水源からの流量比率を解析することで、水源の混合分析を支援。

制御室での利用を目的とした結果閲覧用のプログラム

  • 結果閲覧用プログラム、 IWLive Pro Operator は、制御室向けユーザフレンドリーなインターフェース。
  • クリック&ドラッグで結果の調査からシナリオ分析、結果の比較まで実行。
  • このプログラムに表示する内容は、IWLive Pro Admin にて事前設定可能。

InfoWorks WS Pro モデルをリアルタイム解析にそのまま使用

  • モデル内では、バタフライ弁やボール弁等、様々な構造のバルブをモデル化可能。
  • 圧力管でない場所もモデル内に組み込み、一元解析。
  • メーター、ポンプ曲線、バルブ曲線の定義等、詳細なモデリングを実現。
  • 浸水や流入の評価と管理
データ連携

最新の観測データを自動で読み込み、任意の間隔にてリアルタイム解析を実行

  • SQL Server や Oracle等、様々なフォーマットの観測データベースと直接連携。
  • 水深や需要値といった観測データを自動で読み込み、それを初期値として解析を実行。
  • 需要予測を行う専用のプログラム※との連携も可能。(※DemandWatch Pro)
体験&講習

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