SOFT WARE製品紹介

ICMLiveリアルタイム下水道/河川統合モデル解析・予測・予報システム

ICMLive(アイシーエムライブ)は、下水道/河川の統合解析をリアルタイムで行うために開発されたシステムです。X-MPレーダ(実況・予測)や水位計データ等を直接読み込み、下水道/河川の直近状態を予測します。水位の急激な上昇や溢水の発生等、あらかじめ定義された閾値が超過されると、担当者にメールを自動送信します。また、モデル化された各種施設のRTC(リアルタイムコントロール)を利用することにより、施設の最適制御を支援します。
ICMLiveでは、InfoWorks ICM にて構築されたモデルをそのまま活用し、ICMと同じインターフェースにて観測データの繋ぎ込み等が可能なため、非常に容易にリアルタイム解析を開始することが可能です。解析結果は、結果閲覧専用の画面で分かりやすく表示され、緊急時の意思決定を強力に支援します。

主な機能

InfoWorks ICM とのシームレスな連携

  • 既存の InfoWorks ICM モデルに観測データの紐付け等を行うことで、容易にリアルタイム解析モデルの構築が可能。
  • リアルタイム解析で不可欠となる定期的なモデルの更新や再キャリブレーションもシームレスに実行。
  • モデリング用プログラムは、InfoWorks ICM との共通インターフェースを採用。
  • 観測データの紐付け設定等もモデルを見ながら、視覚的に行うことが可能。

気象レーダの利用

  • 局所的な降雨を的確に捉えるため、気象レーダを直接読み込み可能。
  • 気象庁配信Cバンド実況・予測レーダ、日本気象協会/古野電気配信X-MP実況・予測レーダを直接読み込み、解析に使用可能。
  • 解析においては、実況レーダと予測レーダ、さらに雨量計の利用に優先順位をつけて併用が可能。

閾値超過時には担当者へ自動でメール送信

  • 豪雨時や水位上昇時等、様々な警告を独自に設定することが可能。
  • 警告の発令時は、自動送信するメールの主題や本文もカスタマイズ可能。
  • 警告の頻発を避けるため、メール送信最大数の設定やデッドバンドの定義も可能。

フレキシブルなリアルタイム解析設定

  • 降雨時等、任意の条件に応じてシミュレーション頻度を自動変更。
  • 条件を設定し2つのシナリオを切り替えてリアルタイム解析することも可能。
  • 流達時間や降雨予測精度を考慮して、現在から遡って将来どこまで計算するか任意に期間を設定可能。
主な特長

リアルタイム性を維持する高速シミュレーションエンジン

  • 初期状態を引き継ぎながら連続解析を行うため、高速で解析を実行。
  • あらかじめ設定された閾値を基に結果を分析し、警告を発令。
  • 浸水氾濫域結果を視覚的に表示する二次元地表面流出解析も可能。

制御室での使用を目的とした結果閲覧専用のプログラムを提供

  • 結果閲覧用プログラムは、制御室での使用を目的にユーザーフレンドリーなインターフェースを採用。
  • クリック&ドラッグでのグラフ描画や結果のリプレイ、オブジェクトのテーマ表示等、視覚的な結果分析が可能。
  • スタート画面では、リアルタイム解析中のモデルについて警告の有無が一目で分かるよう設定可能。

リアルタイム解析に特化したシステム

  • データ欠損時に使用する代替データの定義や観測データの補間、変換機能を搭載。
  • 解析データの保管や自動削除(ハウスキーピング)、レポート機能も充実。
  • ファイルやデータベースファイルへの結果の自動出力も可能。
導入実績
  • 平成26年度国土交通省 B-DASH プロジェクト - ICTを活用した浸水対策施設運用支援システム実用化に関する技術実証事業
  • 平成27年度国土交通省 B-DASH プロジェクト - 都市域における局所的集中豪雨に対する雨水管理技術実証事業
体験&講習

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